ビカクシダをかっこよく育てるにはどうしたら良いかを考える

ビカクシダ

せっかくビカクシダを育てるんだったら自分好みのかっこいいビカクシダにしたい!
と思うのは植物を育てている方だったら皆さん思うのではないのでしょうか?
かっこいいと思う感覚は人それぞれなんですが、ここでは私が思うかっこよさを目指して考えていこうと思います。

自分なりのビカクシダのかっこよさ

私が個人的に思うビカクシダのかっこよさは。

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ビカクシダ日記

胞子葉が光を目指して上を向いていて、その名の通り「鹿角(ビカク)」たる姿をしているところです!

「自然そのままの姿が美しい!」というご意見の方もいると思いますが、
一旦はこちらでは狭い家での鑑賞を考えた時にも「映える」ビカクシダをかっこいいと定義していきたいと思います。

ビカクシダは管理の仕方でどのように成長が変わるのか?

ビカクシダを育てるにあたって何を変えると成長の仕方が変わるのかをまずは洗い出してみましょう。

少ない・弱い・低い多い・強い・高い
  • 小さく育つ
  • 丈夫に育つ?防衛本能で強い個体になるかも?
  • 大きく育つ
  • 甘やかされているので、弱い個体になるのかも?
  • 光が弱いと徒長する
  • 胞子葉が立ちにくい
  • 葉焼けの心配がないので、葉は白くなりにくい
  • 光が強いと葉は大きくならなくても光合成できるので小さくまとまる?
  • 光に向かって葉が伸びるので胞子葉が立ち上がりやすい
  • 光が強いと葉焼けを防ぐために葉が白くなりやすい
  • 風が弱いとコンポストの乾きが遅くなる
  • 風が無いと刺激が無くて成長に影響するのかも?
  • 風が強すぎると光合成の為に二酸化炭素を取り込む気孔が塞がりがちになり、成長の妨げになる可能性がある
  • コンポストの乾きが早くなる
気温
  • 元々寒い地域の植物ではないので、向いていない
  • 休眠期や最悪枯れてしまう
  • 高温すぎるのも蒸れの原因にはなるので、適度な気温が適切
  • 株の種類によってはまあまあ耐えれる
湿度
  • 湿度が低いとビカクシダにとってあまり良いことは無い
  • 高すぎてもカビが生えたりする原因になるので、適度な湿度がベスト
コンポスト(水苔)
  • 根を張るスペースが少ないので、貯水葉が成長しやすい?
  • 少ない根で成長しようとするので、強い個体になるのかも?
  • 水が単純に乾きやすい
  • 根を張るスペースが豊富にあるので、貯水葉などがコンパクトになるか?
  • 根を張るスペースには余裕があるので、個体としては強くはならない?
  • 水が乾きにくいので蒸れやすい
肥料
  • 成長の速度は速くなる
  • 葉の大きさは大きくならなそう
  • 成長は早くなりそう
  • 葉の大きさは大きくなりそう

その他の要素としては、以下のようなものがあるかなーと。

  • コンポストの付け方(形)
  • 着生材の素材
  • 子株を取るかどうか
  • etc…

※独断と偏見も混じっていますので、これが正しいわけではありません。

じゃあどうやってビカクシダを管理したら良いのか?

あまり水をやり過ぎてしまうと、単純に成長早くなりそうだが恵まれた状態になってしまい、大きく成長するのではないか?と考えている。
また、多くの水はコンポストの乾燥が遅くなるので根腐れの原因にもなりやすい。
よって、水は結構辛めで管理をすることが良いのではないかと思っている。

個人的には光は強ければ強いほど良いのでは?と考えています。
ただ直射日光での管理だとどうしても葉焼けしてしまう事、冬場は外に出すことはなかなか難しいので室内LEDなどを使って管理したほうが良いのかも?
後は長時間光に当てすぎても奇形葉が出てしまうそうなので、太陽が出ている時間と同じくらいの時間光を当てられれば良いのかもしれません。
たまに天気が良い日に直射で葉焼けを気を付けつつ光を当てるなどすると、楽しいのかもしれませんね。
ビカクシダを育てるうえで、一番重要なのはこの光であることは間違いないと思っています。
葉を立たせたり、より白くさせたりするためには!

コンポストの水分がいつまでも残っていると、根腐れの原因になります。
なので風は必須なのですが、葉に直接当てるのか、それとも空気が循環しているだけで良いのか?
というと、個人的にはある程度葉っぱにも風が当たって揺れる程度なら別に良いのでは。と思っています。
それが刺激になるし、よりしっかり根を張ろうとしてくれるんじゃないかと思っています。

気温

気温はかっこよく育てるためにあまり関係はないかなと思っています。
ビカクシダは基本的には15℃以上を保って管理していれば良いそうです。
日本の春の陽気になると、葉がざわついてくる感じがするので、ベストな気温は23,4℃~で管理すると良いのではないでしょうか。

湿度

こちらも湿度自体はかっこよく育てるためにはあまり関係ないと思っています。
ビカクシダを育てるうえでの湿度は40~60%ぐらいあれば十分な気がしますね。たぶん。

コンポスト(水苔)

こちらはビカクシダのかっこいい成長をさせるためには結構重要だと思います。
水苔の付け方が汚ければ、貯水葉の形も悪くなるでしょうし、生長点の位置を誤って板付けしてしまえば胞子葉の形も悪くなってしまいます。
後はコンポストの量によって保水量も変わってくるので、葉の成長も変わってきます。
個人的にはあまり大きく成長はしてほしくないので、コンポストは若干少なめで管理して頻繁に水を上げる方針でいければ良いのかなと思っています。

肥料

肥料は与えなくてもぶっちゃけいいのかな?とは考えていましたが。
ビカクシダは自然界でも貯水葉の中で鳥の糞やアリなどが持ってきた有機物などを元に肥料にしているみたいなので、与えてあげた方がビカクシダ的には嬉しいんだろうなと思います。
また、胞子葉自体の表現もより大きく出てくると思うので肥料は適切な量は与えてあげた方が良いと思っています。

その他

その他ビカクシダの形をかっこよくする要素としては。
葉が成長してきて、貯水葉が衝突したりしてキレイな形にならなそうだったら手入れをしてあげる。
コンポストの形が自分が思い描く貯水葉の形となるように、キレイな形にしている。
子株が出たら、そのままにしておくのか?もしくは子株は取り除いておく。個人的には子株を取り除いて一つの株としてのかっこよさを追求できればと思っています。
生長点をしっかりとらえて、コンポストに対してしっかり水平にかつ生長点は上に来るようにする。

まとめ

まとめると、個人的には

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ビカクシダ日記

水:辛め
光:強め
風:中間程度
気温:15℃~30℃
湿度:40%~60%
コンポスト(水苔):ふっくらとグラグラしすぎない程度に、蒸れない程度の量
肥料:適切な量
みたいな感じでしょうか。一般的な気もしますがw

結論から言うと、育てながら自分の一番良い方法を見つけつつ試行錯誤しながら良い育てて方を見つけていくのが一番ベストかなと書いてて思いました。
それぞれ生育環境も違いますし、愛情をもって育ててあげればビカクシダもそれなりにこたえてくれるはず…!

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